AIJ投資顧問の年金資産詐欺事件で、詐欺と金融商品取引法違反(契約の偽計)罪に問われた元社長浅川和彦(61)、元役員高橋成子(54)、傘下のアイティーエム証券元社長西村秀昭(58)各被告の判決が18日、東京地裁であった。安東章裁判長は浅川被告に求刑通り懲役15年、高橋、西村両被告に懲役7年(いずれも求刑懲役8年)、3人にAIJ子会社の香
ニューバランス996港の銀行口座にある約5億6800万円の没収と約156億円の追徴(求刑約5億6800万円の没収と約212億円の追徴)を言い渡した。
浅川被告は「詐欺は無罪」と主張。高橋被告は全面無罪を訴え、西村被告はいずれも認めていた。
検察側は論告で、2010年4月以降はファンドの運用実態がなかったのに、破綻を先送りするため、うその純資産額を示して年金基金にファンドを買わせ続けたと指摘。「資産運用の苦労に付け込み、食い物にした。投資詐欺と変わらない」と非難した。
また事件後、基金の解散を促す法律が成立したことか
ニューバランス1400ら「わが国の厚生年金基金制度を崩壊させたと言えるほどの影響を与えた」とも指摘した。
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