睡眠に関しての有識者が集まって結成された、質の高い睡眠を取る必要性、及び質の高い睡眠を得るための工夫や方法を啓発すべく情報発信を行う「いい寝!フォーラム」では、20代~60代の男女2400名を対象に、「睡眠のメリットに関する意識調査」を実施した。調査では、調査対象を睡眠の満足度により「満足」、「不満」の2層へ分類し、生活に関する様々な状況を質問し、回答を比較することで、質の高い睡眠が生活に与えている影響を分析した。
■睡眠満足層 VS 睡眠不満層 徹底比較、良質な睡眠で得られるものは?
働き盛りの20~40代男性に対し、昨年の個人年収を聞いたところ、「満足層」は「不満層」よりも高い年収を得ている傾向があった。各層における、年収700万円以上の割合を比較すると、「満足層(13.1%)」では「不満層(8.1%)」に比べて1.6倍多いことがわかった。年収1000万円以上についても「満足層(4.2%)」は「不満層(1.7%)」と比較し、2.5倍多いことが判明した。
続いて個人資産額について聞いたところ、「満足層(8.6%)」は「不満層
(3.1%)」と比較し、3000万円以上
ニューバランス スニーカーの資産を持つ人の割合が2.82倍多いことがわかった。1億円以上の資産を持つ人に限定しても、「満足層(1.39%)」は「不満層(0.56%)」と比較し、割合が2.5倍多いという結果となった。
また、20代と30代の人にTOEICの点数を聞いたところ、「満足層(3.1%)」は「不満層(2.5%)』と比較し、「800点以上」のスコアを持つ人の割合が1.24倍高いことがわかった。良質な睡眠を得ている「満足層」では、語学習得能力が高い人が多いことが示唆された。良質な睡眠が、学習効果を高めているのかもしれない。
■質の高い睡眠は美肌の条件
女性に朝の化粧ノリについて聞くと、「満足層」は「不満層」よりも「良い(良い、まあ良い)」の回答が多く、「満足層(55.7%)」は「不満層(31%)」と比較し、出現率が1.79倍。満足な睡眠をとるだけで化粧のノリにも大きな差が出ることがわかった。
さらに、日々の生活に満足しているかをお聞きしたところ、他の設問と比較しても大きな差が出る結果となった。「満足層」では「充実している(充実している、やや充実している)」が66.8%と、半数以上の人が日々の生活が充実していることがわかった。
ニューバランス レディースまた、「満足層(66.8%)」の「充実している」の回答を「不満層(34.4%)」と比較すると、1.94倍の差があった。良質な睡眠が、幸福度と強い相関があることが伺える。
■睡眠の満足度をわけるのは、「41分」!?
満足度と睡眠時間の関係を分析したところ、睡眠時間量と満足度の高さには一定の関係性があることが示唆できる。睡眠時間グループ別に、満足層の割合を比較したところ、7時間以上で満足層の割合が最も高まり(72.2%)、4時間未満では最も少なくなった(5.6%)。また、各層において平均睡眠時間を比較したところ、「満足層(371分)」に対して「不満層(330分)」となり、その差は41分となった。
睡眠に対してどのようなこだわりがあるかとの質問では、「不満層」は「自分にあった枕を使う」が40.1%と高いものの、その他の項目はそれほど高くない結果となっている。しかし、「満足層」では「自分にあった枕を使う」39.6%や「規則的な就寝、起床時間を心がける」34.4%、「快適な布団を使う」30.6%と、寝具へのこだわりが分散していることがわかった。「規則的な就寝、起床時間を心がける」、「快適な布団を使う」では「満足層(34.4%?30.6%)」と「不満層(25.3%?24.6%)」と回答に差があり、この2つが睡眠の質を分けている可能性がある。このことから、睡眠の満足度を高めるには、睡眠時間の「量」だけではなく、規則的な生活や寝具を整える「質」の改善も必要ではないだろうか。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2013年10月11日(金)~2013年10月15日(火)
有効回答数:2400人(睡眠への満足度について満足、不満と回答した20代~60代までの男女それぞれ120人ずつ/どちらでもない、と回答した層はスクリーニング調査にて除外)
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